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2007年9月掲載  第一回 ボキ講座  (筆者:渡邉)

 この度、ボキ講座ということで執筆させていただきます。

 経理をされておられる方や、簿記の資格を持っておられる方からすると基本的過ぎるかも知れませんが、今一度確認のため読んでいただき、また最近経理を始められた方や簿記に興味がある方におきましては参考にしていただければ幸いです。    
  
 簿記というのは、「帳簿記入」の略で、帳簿をつけることです。あれ?ということは、「家計簿」や「お小遣い帳」などの記帳も簿記に含まれるの?と思った方もおられるかも知れません。確かに、会社の経理で記録されている帳簿と家計簿では、難しさが全然違います。しかし、両者は同じ簿記に分類されるのです。ただ、家計簿などは一般に単式簿記と呼ばれるものであり、一方会社の経理で記録されている帳簿は複式簿記と呼ばれるものです。   
  
 両者の違いはと言うと、単式簿記は現金の増減を把握して管理しますが、 複式簿記においては現金の増減だけではなく、その増減の結果となった原因まで突き詰めて把握するのです。   
  
つまり、お金を借り現金が増えたとします。   
  
現金が増えた。   
↓   
借金をした。   
↓   
その結果、現金だけでなく借金も増えた。   
  
このように、複式簿記では現金が増えた事による借金の増減まで把握・管理するのです。   
  
 では、どのように帳簿をつけるのかというと、会社のお金に関することに動きがあったすべての【取引】(商品の売買や金銭の貸し借りなど。)について仕訳を切るのです。   
  
先ほどの例で100円借りたとして、仕訳を切って見ましょう。   
(借方)現金100/(貸方)借入金100   
  
上の例で、なぜ左側を借方、右側を貸方というのかと疑問を持たれたとしても深く追求せず覚えて下さい。   
  
 大切なのは、お金が増えたら左側に、減ったら右側に書くということです。そして、その原因を反対側に書くのです。この場合は、現金は増えたので左側に書き、その原因である借入金を右側に書きます。   
  
 また仕訳では、左右に(借方と貸方の両方に)同じ金額がきます。これが、簿記のルールで、「貸借一致の原則」(たいしゃくいっちのげんそく)と呼ばれるものです。   
  
仕訳では、必ず借方と貸方の金額が一致しなければなりません。   
  
 さて、この仕訳を切るときに重要となるのが勘定科目の表示です。勘定科目というのは、先ほどの仕訳でいくと現金借入金のことです。字数の都合上、この勘定科目とよく出でくる仕訳については次回に説明させていただきます。

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